VPS比較表

location os price Load balancing note
OVH VPS
  • WESTERN EUROPE
  • CENTRAL EUROPE
  • EAST COAST
  • Debian
  • Ubuntu
  • Kubuntu
  • CentOS
  • Arch Linux
  • Windows
1Core 2.4GHz, 2GB RAM, 10GB SSD, RAID 10, 月額$3.49から Load Balancing IP

最安から月額 $500 以上の大規模プランまでカバーし、機能やOSも豊富。冗長性とサービス継続性を考慮して、世界中にデータセンターを配置しています。1999年設立。日本にもデータセンターがあれば、一番の乗り換え候補。FAQによると、アダルトコンテンツも可能です。

11月末のBlackFridayセールは年払いで半額に。

アカウント作成に必要なドキュメント。 Proof of ID(ID card, Driver's License, Passport), Proof of address(Utility bill, Bank statement, Official correspondence)

linode
  • Tokyo
  • London
  • Newark
  • Atlanta
  • Dallas
  • Fremont
  • Linux
メモリ2GB、SSD24GB、月額10USDから。 ノードバランサあり

コスパよし。小規模から大規模まで対応可能。 直感的に操作できるWeb管理コンソール、リソースモニタリングや、閾値アラートメール設定あり。2003年設立。

さくらのVPS
  • 石狩データセンター
  • 東京
  • CentOS
  • Scientific Linux
  • Ubuntu
  • Debian
  • Fedora
  • FreeBSD
メモリ512MB、SSD20GB、月額685円から。初期費用1,080円。 ルータ、ロードバランサを使った構成が可能。

実績があります。従量課金なし。 SSDのほか、大容量のHDDを選択可能。 LVMでディスク増設など、自分でやるのは大変ですがカスタマイズ性に優れています。

海外サーバのスペックと比較すると、料金割高の上に、初期費用もかかります。データセンターは日本だけなので、地理的リスクが高い点に注意です。

DigitalOcean
  • San Francisco
  • New York
  • Amsterdam
  • Singapore
  • Linux
メモリ512MB、SSD20GB、月額5USD(0.007USD/hr)から なし

簡単インストールで、ドキュメントが充実しています。

Amazon EC2
  • N. Virginia
  • N. California
  • Oregon
  • Ireland
  • Singapore
  • Tokyo
  • Sydney
  • São Paulo
  • Windows
  • Linux
$0.020 /1 時間から Amazon Elastic Load Balancing

実績と信頼があります
月払いでは金額割高です。年払いで安くなります。

root権限あり、ssh接続できるVPS比較検討のための一覧です。国内サービスに限定せず、海外サービスも視野に入れています。

  • テスト環境が必要ならば、OVHの最低価格プランでよいでしょう。
  • 個人でサーバのみ使うならば、linodeがコストパフォーマンス高いです。
  • ビジネスで使用するならば、規模にもよりますが、Amazonまたはlinodeですね。
  • 現在は小規模でも、ロードバランサなど今後の拡張性確保が想定される場合は、linodeで様子見するか、Amazon年払いでしょうか。
  • データ量が多い場合、従量課金なしで、ルータ・ロードバランサで構成をカスタマイズできるさくらVPSがお勧めです。
  • DigitalOceanには紹介制度があるので、たくさん紹介するとサーバ運用費を無料にすることが可能です。
  • レイテンシを気にせず、拠点が海外でもよければ、ovh一択です。30万円以上のプライベートクラウドまであります。

ネットで検索すると、エックスサーバー100GB無制限レンタルサーバー【X2】 お名前.comレンタルサーバー がアフィリエイトに最適!なんていう記事をよく見かけますが、必ずA8へリンクしているでしょう。これは儲かるから勧めているのです。共用サーバとVPSの違いを認識した上で比較検討し、自分の要件にあった環境を選びましょう。

要件が明確でない場合は安いサーバで運用してみて、メモリやCPUなどの必要リソース、ディスク使用率の増加率などを把握してから、引っ越しすれば良いと思います。購入ではなくレンタルなので、はじめから高スペックを選ぶ必要はありません。

 

参考リンク:
http://www.cosninix.com/wp/2013/06/amazon-aws-ec2-linode-digitalocean-cloudserver-showdown/
AWS EC2、linode、degitaloceanの比較です。実証データによると、AWSが一番割高で性能が低いことがわかります。

 

サーバ環境比較

サーバ環境には、本記事で紹介しているVPSと、専用サーバ、共用サーバがあります。それぞれの料金と特徴は以下のとおりです。

  価格 管理者権限 負荷分散 拡張性
専用サーバ × 物理的に専用のサーバを借りるため、高価 ○ root権限あり ○ 自由に構成可能
仮想専用サーバ(VPS) ○ 仮想OSをいくつも稼働させているため、専用サーバより安価で、月500円程度から。 ○ 専用サーバ同様root権限ありなので何でもできます △ サービスによってロードバランサ構成もあり
共用サーバ ○ 安い。プロバイダが初心者向けにすすめる。サーバを共有するため、他の契約者の影響を受けてCPUやメモリなどリソース不足になりがち。アクセス急増時に制限を受けて503エラーなど頻繁に起こる。 × root権限無いので、ソフトウェア追加や設定変更ができず、後で困ります。プロバイダによって様々な制約あり。 △ サービスによる

レコード数が数百万件であるとか、秒間数百トランザクションの高負荷の環境でデータ更新も発生する大規模システムのレベルならば、専用サーバも検討する必要があると思います。検索性や拡張性、セキュリティなど気にせずに、Wordpressでたくさんの文章や日記を見せるだけなら共有サーバで十分です。個人や中小企業までの環境の場合、専用サーバではリソースが無駄になってしまいますので、安価な料金と高い自由度からVPSを選択することをおすすめします。